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●炭(木炭)にもいろいろあるのです。 木炭は大きく2つに分かれます。「白炭(はくたん・しろずみ)」と「黒炭(こくたん・くろずみ)」です。
この二つの大きな違いは、簡単にいうと、炭を焼くときの温度と焼き上がりの際の火の消し方によります。極端なことをいえば、同じ姥目樫を二種類の焼き方で炭にすると、見た目、硬さ、火持ち、特徴など、まったく別の炭になってしまいます。
●白炭・・・備長炭は白炭の代表
白炭とは、焼きあがった炭の表面に白い粉がついているので、白炭と呼ばれます。白い粉は「消し粉(けしこ)」といい、適量の水と炭の灰と土を混ぜて練ったものです。真っ赤に燃え上がった炭を窯からとり出し、その炭に消し粉を一気にかけます。(このときの燃焼温度は1000℃に達するといわれます。)そして、炭がさめるまでこのままの状態で待ちます。白い粉の正体は炭の火を消すための消し粉だったというわけです。
白炭の代表はもちろん「紀州備長炭」。”黒いダイヤ”と呼ばれています。姥目樫を原木とする木炭の最高級品です。備長炭は鋼のような固さとを持ち、炭どうしでたたくとキーンキーンという金属音を発します。燃料としては、火力が強い上に、火持ちがいいのが特徴で、高級うなぎの蒲焼屋さんなどでは備長炭が使われて焼かれています。備長炭は紀州備長炭(和歌山県)、土佐備長炭(高知県)、日向備長炭(宮崎県)、などがあります。いずれも、太平洋側の海に面した土地柄です。
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